恋人として

5/8
前へ
/28ページ
次へ
  それから30分ほど経ち、鍋とコンロを片づける。   この時は、護が気をつかって、鍋や食器を洗った。       護が、食器を洗い終えた時だった。 森林が、護の後ろに立った。       「護」   その言葉に、振り返る護。すると森林は言った。     「護、あのな…今夜は、アレしようか?」   「アレ?」   「ああ、じゃ風呂入るな」    森林は、そのままバスルームへ向かった。     護は、ビックリして、考え始めた。   「アレ?アレって…なに!?」   護には、思いあたる事がまったくなかった。 なぜなら、2人は、まだキスもしていなかったからだ。 そんな状態なので、アレと言われても、わからなかった。     「え…だって、ハグはアレなんて言わないし…なに!?」   そんな事を考えているうちに、森林が出てきた。       「護、風呂入りな。使い方はわかるな?」   「あ、うんっ!大丈夫だよ」     護は、とにかく風呂に入ろうとバスルームに向かった。    
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

109人が本棚に入れています
本棚に追加