恋人として

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  冷たいはずの布団が温かいのは…森林がいるから。   護は、安心して目を閉じかける。     だが、すぐにパチッと目を開いた。   なぜなら、森林の手が…護のパジャマのボタンに手をかけていたから。   「やっ、拓くん、なに!?」    すると、森林は笑った。   「護、アレしようって言っただろ?わからなかったか?アレが」   「あ…」     護は、すぐに先ほどの事が頭に浮かんだ。     「拓くん、アレって、やっぱり…」   「ああ、護と付き合い始めたキッカケのな。あの時の夢で言ってただろ?」     だが護は、慌てる。   「待って…!だって僕たちは、まだキスもしてな…」    「じゃあ、今しようか、護」     森林は、寝ころんだまま、護に顔を近づけ、そして唇に軽くキスをした。   「!!」     護は驚いて、ただ森林のキスを受けた。  
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