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「護、愛しているよ」
森林のその言葉に、護の目からは涙が溢れてきた。
初めてのキス、そして初めての「愛している」の言葉。
護は、嬉しくて、嬉しくて…森林に抱きついた。
「拓く…」
「護、どんな事があってもお前を守るから。ずっと一緒だから」
森林も、護をギュッと抱きしめた。
その日は、そのまま眠った2人だったが
数日間、一緒だった2人は、互いに肌を見せるまでになった。
「護の体ってキレイなのな」
「そうかな?拓くんの体は、たくましいね」
そんなふうに一緒に過ごした冬休みも過ぎ、再び、普段の生活に戻った。
それから何度も季節は過ぎて行った。
そして、護が大学を卒業する時を迎える。
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