恋人として

8/8
前へ
/28ページ
次へ
  「護、愛しているよ」   森林のその言葉に、護の目からは涙が溢れてきた。     初めてのキス、そして初めての「愛している」の言葉。   護は、嬉しくて、嬉しくて…森林に抱きついた。     「拓く…」   「護、どんな事があってもお前を守るから。ずっと一緒だから」   森林も、護をギュッと抱きしめた。     その日は、そのまま眠った2人だったが 数日間、一緒だった2人は、互いに肌を見せるまでになった。     「護の体ってキレイなのな」   「そうかな?拓くんの体は、たくましいね」     そんなふうに一緒に過ごした冬休みも過ぎ、再び、普段の生活に戻った。       それから何度も季節は過ぎて行った。   そして、護が大学を卒業する時を迎える。    
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

109人が本棚に入れています
本棚に追加