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森林の家に着くと、護は部屋に上がらせてもらう。
2階建てになっていて、森林の部屋は2階にあった。
「護、お茶でいいか?」
「うん、ありがとう」
森林は、缶のお茶を護に渡す。
2人は、小さなテーブルをはさみカーペットの敷かれた床に、向かい合って座る。
「護、今日はどうだった?」
護は、穏やかな表情をして言った。
「うん、いつもと変わらなかったよ」
すると森林はニヤッとする。
「そうか。何かあったら、すぐに言えよ。そいつをボコるから」
その言葉に護は慌てる。
「ちょっ…ダメだよ!森林くんっ」
そんな護を見て、森林は笑った。
「護、お前はかわいいな」
そして、護の頭に手を置いた。
護は、少し恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑った。
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