poetry31.頬好

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頬好は清羅を自室に招き入れると座布団を出した。 「何やおした?」 とりあえず2人とも腰を下ろしたところで頬好は話を切り出した。 「実はこの前鈴と山にいかはったらおますおとこし(男)の人に会ったんどす。」 おとこしの人… 頬好は正直腹の中で驚いていた。 清羅が人に興味を持つなんて ましてやおとこしの人 そう、清羅が誰かに心を奪われるはずがない そう信じていたから。
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