Act.0 prologue

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「おい」 「はい。なんですか? 師匠」 「貴様、何故ハッカーになろうと思ったのだ? ハッカーの中にも善悪はあるが、世間から見れば我々は犯罪者なのだぞ?」 「それは・・・ゲームですからかね」 「ゲーム?」 「はい、ゲームです。師匠は俺と同じルールを持ってるみたいだから、弟子にしてもらったんです」 「そうか、では芯を持つ志は無いということか。それでは、悪事に手を染めるからには、それなりの理由を持つことを教えてやろう。貴様は冷戦というものを知っているか?」 「いや、言葉を聞いたことがあるくらいで、実際にどういうものだったかは知りません」 「そうか。ならそこから話そう。第二次世界大戦、日本はアメリカに核兵器を使用された。それは知っているな?」
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