Act.1 visiter

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なになに? 「忠助」「喜助」「寅之助」? このデザイナーはどんだけ「助」を押しているんだ!? もう理由を考えるのは諦め、さっさと会計を終わらせる。 次は女性の客だ。 この客は・・・、別に変な節は見当たらない。 彼女は調理パンを2つほど買うと、何事もなく店を後にしてった。 よかった。変な客じゃなかった。 しかしそう思うのもつかの間、彼女がものすごい形相で、店内へ駆け込んできた。 「す、すいません!」 息も切れてる。 これは一大事に違いない。 「どうかしましたか!?」 そうすると、彼女は自身の顔を指さした。
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