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「こんな顔をした人、いま来ませんでした?」
・・・は?
そうか、この人も変な客だったのか。
「えぇ・・・、それはあなた自身ではないですか?」
「違います! そいつはルパンですよ!!」
ええッ!!?
何言ってんだこの客!!!?
そしてそれだけを言うと、彼女はそのルパンを追ってだろう、走って店から出てった。
しばらく呆気にとられる。
「あの・・・」
客の声で彼は正常な世界へ呼び戻される。
もうレジ待ちの客の列は大蛇のような長さにまで成長していた。
もう真中あたりで待ってる客は苛立ち始めている。
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