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「………土方さん?」
僕は、にっこりと土方さんの名前をゆっくりと呼んだ。
「……なんだよ?」
わかっていない。
土方さんの不機嫌な声。
「……総司?……君なら、わかるよね?」
ここは、僕より総司の方がいい。
「……ええ。平助。…わかりますよ。」
「…平助くん。私もわかりますよ。」
「…わしもわかるぞ。」
総司、山南さん、近藤さん。
他の無言は雰囲気で伝わる。
「…土方くん、ありゃ、……やり過ぎだな。」
…源さん、いつもは穏やかなのに、今日は怖い。
「…土方さんの気持ちは、わかるけどよぉ~。」
新ぱっさんの言葉に、左之さんは頷く。
「……そこまで、鬼になったのか……。」
一くん。目をなんで、閉じているの?
「…斎藤さんの言う通りです…」
静かに立ち上がり、総司は、鯉口に手をかけた。
土方さんは、益々、青くなっている。
「…いやっ……わっ、わ…り」
「…もういいですか?」
雰囲気が一気に壊れた。
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