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少しずつ集まり、巡察していた総司と源さんが戻った。
全員、
「…なんだ?こいつ?」
…が答えだった。
間者らしい荷物を確認し終わった後、僕は、ちらりと眠り続けている君を見た。
……君は、一体、何者なんだ?
「…ふむ…。書物ですが、何を書いてあるかさっぱりわかりません。」
山南さんは、本をめくって言った。
「…見たこともないものばかりですねぇ!」
目を輝かせながら、総司は言っている。
「…こいつ、剣をしているのか。試合してみてぇなぁ。」
「…私が先ですよっ!永倉さんっ!」
新ぱっさんと総司が言い合いっこしている。
「……んんぅん~。……うるしゃい…。」
聞き慣れない声がし、僕は、君に駆け寄った。
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