0人が本棚に入れています
本棚に追加
「では、今後貴方が私を呼ぶ際は【ヘル】とお呼び下さい」
「分かった」
「では、次の説明になりますので、こちらのパネルを見て下さい」
そう言われパネルを視ると、自分の姿が映っていた
「これは?」
「これは、貴方が死亡する直前の映像です」
「は?」
ヘルは予想外の返答をしてきた
「すまん、もう一度言って貰えるか?」
「ですから、貴方の死因が映ってる映像よ」
聞き間違いかと思い、聞き直したが返答に変わりは無かった
「俺は死んだのか?」
「えぇ、そりゃもう…サクッとプチっとベチャっと、華麗に死亡しましたよ♪」
女性は俺の方に振り返ると、これ以上無い位の上等な笑みを浮かべ、言い切った
そんな女性の後ろでは、無機質なパネルが俺の死の瞬間を繰り返し映し出していた……
最初のコメントを投稿しよう!