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「源さん…本当にいいんでしょうか?」
「行っておいでよ。ついでに街でも案内してもらうといいよ。原田に団子100本でもおごってもらいなさい。あ、近藤さんたちには言わない方がいいかもなぁ…また煩くなるから。」
ハッハッハッ!
と大きな声で笑い皿を並べ始めた。
並べられた皿に切り分けた卵焼きやお漬物などを並べながら艶も笑顔を浮かべた。
―――お団子かぁ…。
「さっ。艶ちゃん運んじゃおうか。」
「はいっ!」
井上のあとに続き広間へと向かった。
「佐之~お前今日随分機嫌がいいな。何かいい事でもあったのかよ?」
「べっつにぃぃぃ~!なんにもないけどぉぉぉぉ!」
その場にいる全員が原田のにやけ顔に苛っとした。
。
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