プロローグ的な。

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今は放課後。資料室の掃除中。 菫 「ほんっと……めんどくさ」 一人で掃除するには多すぎる量に飽きてくる菫。 菫 「こんな時に魔法とか使えたらマジ便利なのにな……。今日はもう帰るか、本屋行きたいし」 そうして俺はスネークばりの隠密行動で教師の目を盗みつつ学校を後にする。 そして本屋。 菫 「あちゃー、ネギま新刊明日だったのかー…。もう帰るか…」 途方に暮れながら俺は家路につく。 菫 「ただいまよーっと」 しかし家の中から返事は無い。 高校入学時、父は単身赴任で海外へ、母はそんな父を追っかけて行ってしまった。 息子一人を残して。 そのおかげで一人暮らしはお手のモノ、家事全般もベテラン主婦に劣らない。 仕送りについては一人暮らしには余るほどで快適な生活を送っている。 菫 「飯も食ったし、今日は早めに寝て明日の朝コンビニでネギま買うか」 そうして俺は眠りについた。
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