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「面白いね。目に模様があるなんて初めて聞いた」
「皆違うからまたいいでしょう?」
「うん。なんだか他の人の見てみたい」
「なんだったら連れておいで」
梓に言わなきゃ。
絶対興味もつはずだし、気にしてたもんね。
「胸元イエローベース。手首出してもらっていいですか?」
言われてだすと、泉さんも差し出す。
同じ人でも比べると確かに違う。
「イエローベース。指先は、ピンクだな」
「はい。では分析は終了です。先生の結論は?」
「生地をあててないからまだ推測だけど、スプリング・サマーかサマー・スプリングかな」
「それってどういう人が多いの?」
「一概には言えないけど、スプリングさんは限定ものが好きだったり思ったことを良くも悪くもポンッて言ってみたり。服装は可愛らしい花やフリルやレースとか似合う人が多いね」
「サマーは?」
「サマーさんは色的に少し落ち着いてるから女性らしくて控えめな人が多い。家庭に入ったら家庭を守って旦那さんを立てる人。あとは頑固者かな」
確か、メインとセカンドがあるって言ってたから、両方の要素があるってことだよね?
なんだか……。
「フワフワした人みたいね」
「悪い意味じゃなくて、それが結華ちゃんの性質なの。確かにオータムさんやウィンターさんに比べると深さはないけど、経験や知識でその深さを埋めることは出来るんだよ」
「因みに、泉さんは?」
「私はサマー・オータムだよ」
泉さんに聞いた手前、視線を彼に向けて目で聞いてみた。
「サマー・スプリングだよ」
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