一章
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頭に浮かぶのは今まで遅刻の度にやられてきた「アレ」の数々。 休んだら何なんだ?遅刻だけでも激しく死亡フラグなのに。 もう草原行きたい。 結城はどう転んでもバッドエンドな現状から軽く逃避しながら、ものの五分で支度を済ませる。 寝癖が気になるが、自分の命の方が気になる。 朝食の代わりに10秒チャージを謳うゼリー飲料をひっつかみ家を出た。 家から高校まで約一時間。 着くのは二時間目を過ぎそうだ。
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