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「しかし、力などなくても頭を使えば・・・・・勝てる!!」
秀明は地面の砂を掴み男の目にかけた。
「め、目が!!」
「そして男には鍛えられない箇所がある!」
秀明は男のある部分をおもいきり蹴りあげた。
そこはもちろんキン〇マ。
男はその場に倒れて悶絶した。
「ふぅ~・・・・・怖かった~・・・いきなり殴りかかってくるんだもんなぁ~」
秀明は再び校舎に向かおうとした。
そのとき、
「待たれよ!」
「誰だ!?」
声の方向をむくと、そこには黒髪のポニーテールの女子生徒が立っていた。
「拙者は蜂須賀 六(はちすか りく)。クラスは一年三組。今の勝負見させてもらった。いや~痺れたでござる」
「それはどうも」
「そこで拙者、決めたでござる。拙者、あなたについていくでござる。専属のくの一として拙者を雇ってくれまいか?」
「いいぜ。よろしくな。俺は羽柴秀明ってんだ」
「秀明殿か。秀明殿、拙者はくの一。主の命令は絶対。なんなりと申し付けてくだされ」
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