第一章

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周りが暗くなった 少女は思う 雲一つない 砂漠の町が暗くなったのだ いや違う 周りを見た 私と チンピラと 金髪のカウボーイ… 私たちのところだけが 暗くなったのだ 何故だろう 私達以外の 町の人達が、上を見上げている まるで 珍しいものでも 見るかのように 小さな女の子の声が 聞こえる 「おうちおうち」 お家? お家がどおしたの? あれ? そういえば この暗い影…形が………
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