奇跡のホームルーム

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教室の前に来ると今までダラダラしていた稲生がグレーのリクルートスーツの襟を正した。 一呼吸おいて勢いよくドアを開けた。 「おはよう!」 「きり~つ」 [ガタガタ] 「礼」 『おはようございます』 「着席」 [ザワザワ] 生徒達は新しい教師の登場にざわついていた。
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