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「起立、礼…着席。」
日直の号令で真櫻の国語の授業が始まった。
「はい、今日は受験生の君達に面接の勉強の為、作文を書いてもらいます。」
真櫻はそう説明して原稿用紙を配った。
「テーマは『将来』
将来の夢でも良いし、未来設計でも良い。
一つ条件は、今配った枚数…三枚を使い切る事。
発表とかはしないので、私にだけ伝える気持ちで書いて下さい。」
「え~書けるかな~。」
「面接に関係あるぅ?」
「苦手なんだよね~。」
生徒達は口々に不満を漏らしていた。
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