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若葉は2人の顔を見ると頷いた。
「そうね。頼むわ。」
若葉の合図で千夏と美奈子は翔吾の元に行く。
「翔吾先生!
今日の授業のこの英文なんですけど…。」
2人は翔吾の視線を教科書に向ける。
その間に若葉は森下楓にメモを渡す。
『いつもの場所に集合!』
そして千夏に近付き声を掛ける。
「何してんの?」
「あ、若葉!先生に解らない所聞いてたの。
先生ありがと!よく解った。」
「そっか?なら良いけと…。」
翔吾が腑に落ちないと言った顔をしているのをよそに3人はそそくさと帰って行った。
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