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中「オレが、上田に悲しい思いさせたから。」
山「うん、続けて。」
中「だから、2人で死のうって話になった。」
そう言うと中丸は、ベッドに倒れこんだ。
亀「あっ!
そう言えば、中丸『オレは、上田のこと愛しすぎなのかもしれない』って言ってた。」
山「そうか…。」
小「そうなんですか。」
山「では、今回の事件は殺人未遂でなく自殺未遂だな。」
上「…。」
赤「すいません。」
小・山「では、お大事に。」
その後
上「雄一!」
中「な、なに?」
上「さっきのなんだよ!
なんでオレのこと、がばったんだよ。」
中「がばってない。」
上「じゃぁ、どうして。」
中「オレは、上田にひどいことした。
上田に悲しい思いさせたから。」
上「オレの方がもっと酷いことしたのに…。」
中「それは、上田の気持ちだと思ってるから。」
上「…。」
中「ごめんな。」
上「オレこそ、ごめん。」
亀「中丸!?」
中「なに?」
亀「震えてる。」
中「ホントだ。
なんでだろう。」
上「ごめん。」
中「大丈夫だよ。」
田「バカだよな。」
聖「なにが?」
中「?」
田「中丸君、まだ上田君のこと怖いはずなのに…。」
中「守りたかったんだよ。」
上「えっ!」
中「今まで守れなかったから。」
上「ありがとう。」
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