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君の手術はとても難しいから
母達は深刻な話をよくしていたよ
君はとても愛されていた
私はそんな君に嫉妬していたのかな
それでも手術の日が決まった日から
手術の成功を祈っていたんだ
誰にも分からないように
良い子の自分を見せるのが恥ずかしかった
何故なんだろう
掃除の手伝いも
おばあちゃんに見つからないように
こっそりやってた
ねじれた、へちまのような姉ちゃんで
ごめんね
それでも君の手術の成功だけは祈っていたんだ
ご飯の時に手を合わせたら
おばあちゃんに叱られたっけ
縁起が悪か
やっぱり君の声が聞こえない
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