3年前

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「もしかして、明日香、天沢くんに惚れてるのぉ?」 !! 私はグラスをテーブルに置くと、山ちゃんの方へ振り返った。 「そうなの?」 と、蓮田くん。 2人は、怪しい笑みを浮かべ、ひそひそと何かを話し始める。 「ちょ、やめてよ!なんで、そうなるかなー…」 こういう話って、なんだかなぁ……… 前髪をくしゃっと掻きわけた。 惚れてる?私が? 今日会ったばかりの人にそんな…… 「おーい!朔馬、こっち来いよー!」 ぬぁ~~!? 蓮田くん、なんで呼ぶの?! 「なんだよ、ソウ」 と、こっちに来る朔馬。 蓮田くんの近くにやって来ると、朔馬はグイッと手を引かれ、蓮田くんに耳元で何かをひそひそと話されていた。 朔馬は「はぁ?!」だとか、うんうん、と、時折頷いては、私の方をチラッと見た。 ………なんか、変なこと言われてそうで怖いんですけど。 「よしっ、行けっ!!」 と、蓮田くんに背中を押され、朔馬が私の隣にやって来た。
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