不思議な店

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足が、進む。 少し心臓を高鳴らせながら、店の両開きのドアに手を掛ける。 キイ… 音をたてながらドアが開く… 「いらっしゃい…」 ドアを開けるとそこには、煙管を吸っていて長い黒髪を横でまとめている若いいわゆる美人に属する女がいた… 普通じゃない雰囲気を女は、醸しだしている… 「どうしたの?つったってないでとにかく座れば?」 「あぁ、はい。」 なんで、客が敬語で、店主がタメ口なんだよ… 春飛は、心の中で呟く。 「ごめんなさいね。 こういう喋り方しかできないの。」 え…。 今、俺は、心の中で呟いたんだ… 「なんで…?」 「見えた。」 彼女の言葉に俺の好奇心が目を覚ます。 見つけた。 やっと…普通じゃないモノ。
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