【望み】

3/3
前へ
/43ページ
次へ
「えぇ。ただ、タダじゃないわ。あなたの人生の時間つまり【寿命】を少しいだだくわ。」 「【寿命】…?どのくらいですか?」 寿命という言葉に少し警戒をする春飛。 「そうね…2年でどうかしら?」 少し考えこむ春飛… そして… 「2年ぐらい差し出しますよ。 だから、下さい俺に…【非日常】を」 そういう、春飛。 寿命が短くなる恐怖より、【非日常】を手に入れたいという、好奇心のほうが、強かったのだ。 「ずいぶん簡単なのね。寿命が短くなるのよ。」 「まぁ、そうですけど…2年だけだし…なにより、長い人生を退屈にいきるなら、短い人生を刺激的に生きたいんですよ。」 と、ニィと笑った。 「そう、じやぁ…この店でバイト決定ね☆」 はぁ?
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加