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「遅ぇーよ!!」
中庭にゎ、愁耶がひとりベンチに座っている。
「ゴメン02」
手を合わせて謝る。
「で、いーモンって?」
「あ?んなもん、美乃が遅いから無し!!」
「ハ!?」
何よぉ~!!
見たかったぁ~!!!
「………プッ!!」
愁耶がいきなり笑い出した。
「なっ何!?」
「お前………くくくっ…いくらなんでもっ……そこまでっ…オーバーリアクションしなくてもっやべ笑える!!」
カァァァ///
「何よ!!だって見たかったんだよ!?」
ついムキになってしまう
「わかった02!!ホイこれ♪」
出されたのは…2枚のチケット?
「遊園地のチケットだよ☆」
「えー!!あの有名な所の!?しかもフリーパス!?なかなか手に入んないよね?」
その遊園地ゎ最近出来たばかりで、とても人気がある。
チケットゎ前売りだと、3ヶ月くらい待たないと取れない。
その日に買おうとすると、半日待つのゎ当たり前。
とにかく、とてもレア物だ。
「やるよ!!」
やるってチケットを?
「えっ!?悪いよっ!!つか、自分で行きなよ!!」
「俺ゎ、そこに行くのにゎ条件があんだよ!!」
条件?
「何ソレ~!!」
次に発する愁耶の言葉で私ゎ固まる事になる……
「お前の彼氏になれれば行ける」
エ………?
真剣な愁耶の瞳
「つまりゎ、………付き合お!!って事だよ///」
「へっ!?///」
きっと今私は、真っ赤だろう。
でもソレ以上に真っ赤な愁耶が可愛く見えた。
たったそれだけで私は……
「一緒に遊園地行こう?」
と、告白をOKしたのです
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