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*美乃side*
ハァー…
今日マックの時、
愛と愁耶楽しそうだったなぁ…
ちょっとヤキモチ///
変かもしれないけど…
昔からだよなー。
あの2人仲良しなんだよね…
ハァー…
コンッ
不意に後ろから頭を叩かれた。
「痛…何すんのよ!馬鹿にぃに!!」
そう。
叩いたのは、私の兄。
2つ年上の大学生。
顔悪くないらしいし、
身長も高いし…
まぁ自慢のお兄ちゃんかもね。
「馬鹿とはなんだよ…」
「別に!!馬鹿だから馬鹿!」
「ったく。でため息2回ついてどうしたの?」
「いや…別に何も…?」
さすがに恋の事は…ねぇ…
「ふ~ん…別に言えないならいいし?けど、言えるなら言ってみ?」
そう言って、向かい側の椅子に座るにぃに。
「うーん…にいには、友達に妬いた事ある?」
「え?」
キョトンとするにいに。
「やっぱり妬かないよねー…」
「妬くよ?」
「へ?」
今度は私がキョトンとする。
「てか、それが当たり前だろ?ほかに誰に妬くわけ?」
「まぁ…そうだけど…」
でも相手は愛だよ!?
産まれてからずっと一緒の愛だよ??
「だいたい誰に妬いたわけ?」
「…それはぁ…」
「愛とか?」
ドクン…
「だったら?」
「ん~…相当愁耶が好きなんだな。」
「ん!?」
予想しなかった答え。
「だってそうぢゃん!!信頼してる愛にすら妬くんだろ?」
まぁ、たしかに?
「うん…」
「まぁ…愛に妬く必要性はねぇけどな♪彼氏いるんだし☆」
「そうだけど………ってなんで知ってるわけ?」
「ん?…まぁ俺の情報網はすごいからな!!」
情報網…
「もしかして!!にぃにの知り合い!?」
「当たらずしも遠からずだな☆」
ニカッと笑うにぃに。
「何さぁ~!!!教えてよ!!」
「や~だよっ!!」
にぃには軽くあっかんべーすると自分の部屋に上がって行った。
「愛…誰なんだろ…」
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