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「…と、この辺でヤメなきゃな。」
「へ?」
不意に愁耶がヤメたので
マヌケな声が出てしまった。
「もっとして欲しいの?」
カァァァ///
「違っ…ただいきなりだし…ビックリしたから…」
すると、愁耶は、私を軽く抱きしめる。
「??」
なんで抱きしめられてるの?
「ごめんな?」
「何が?」
愁耶は抱きしめる力を強める。
「不安になっただろ?もうしねぇから…安心して?」
ドクン…
正直“もうしねぇ”は、ショックだなぁ…
私、たしかに不安にはなるけど、
余計不安になる。
でも、愁耶の優しさなんだよね?
愁耶の優しいところはすき。
だけど…
一生求めて貰えないのは嫌だ。
わがままなんだよね…
「美乃?大丈夫??」
突然聞こえた声。
顔を上げると不安そうな顔。
「大丈夫だょ??」
私は微笑みながら答えた。
「そっか…まぢ気をつける。今日俺変だな!!」
ニコッと笑う彼。
そんな彼に私は思い切り抱き着いた。
「我慢…しないでよ///…私が情けないじゃん?///」
「///」
愁耶の彼が一気に赤くなった。
「私、べつに平気だょ?…愁耶となら///」
すると、愁耶は私を優しく包みこんだ。
心地好い…
私は大きな腕のなかで
幸せに浸った。
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