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「え?」
「あのね、ずっと言いたかったんだ、彼氏の事。」
「ならっ」
愛の話しに割り込もうとしたが、愁耶に止められる。
「言えなかった…拒絶されるかと思って、」
拒絶?
あたしが愛を?
ありえな!!!!
「でも、黙ってるのは、悪いし、言うね?私の彼氏は」
ガタン
急に、にぃにが立ち上がる。
コイツ!!!
なんでいつも良いところで!
「まぁ、こういう事。愁耶はわかるよな?」
「まぢかょ!?そういう事!?」
何?
にぃには、愛の後ろから、肩に手を回している。
「何?」
『ハァー…』
一気に溜め息をくらう。
「何よ!?」
「そっか…鈍感だからな」
溜め息混じりに愁耶に言われる。
「美乃は仕方ないよね?」
「昔から、いや…生まれつきの鈍感だもんな」
ちょっと皆さん?
失礼過ぎませんか?
「鈍感じゃないわ!!」
「でもわかんねえんだろ?」
うっ
それを言われると…
「教えてやるよ」
にぃには、愛の顎を指で押さえた。
「え??ちょっ翔!?」
愛は焦る。
すると、
ちゅっ
え??
ハイ…えーっと…
つまり?
まさかの?
「わかった??」
にかっと笑うにぃに。
「えー!!!!!!??????…つまり愛の彼氏は、にぃに?」
愛は顔を赤らめる。
アンビリーバボー!!!
「まぢかょー!!!」
「てわけで、公認よろしく!」
にぃにが笑いかけてくる。
「うん…」
公認ってゆうか…
愛が?
にぃにが?
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