ダブルデート

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愁耶の関東大会は4位で惜しくも全国を逃した。 季節は夏! 夏休み☆ 「あつーい!」 ちょっと外に出れば、丸焼きの勢い。 「うっせぇな!明日のデート大丈夫かよ」 と、呆れ顔のにぃに。 「無理かも~」 死にそうです、ほんと 「じゃあ、留守番だな♪」 ニコニコのにぃに。 ムカー!!! 明日はダブルデートだぞ!? 「あのさぁ、明日どこ行くの??」 「ん?」 ニヤリと笑うにぃに。 何ですか?その笑顔… 嫌な予感がした。 「海☆」 オーノー! 「ちょっとにぃに!!!あたしが泳げないの知ってるでしょ!?」 そう、あたしはかなづちです。 「知らなーい♪」 フフって感じのにぃに。 ムカつく。 「だいたいなんで海なの!?」 「夏=海だし?愛行きたいみたいだし?」 2人で行けや。 あたしを巻き込むなや。 「なによ!海は、2人でいきなよ!」 すると急に、にぃにの顔が赤くなった。 「2人だと、絶対俺照れる。それに…」 「それに?」 「水着姿の愛、絶対可愛いじゃんか。」 なんだ。 このうぶさは!!! あたし、キモいって言われるのがオチなのに。 ちょっと羨ましく思ってしまう。 「そういやさぁ、お前ヤッた?」 「!!!!!?????////」 妹になんて事を聞くか!!! 「まだだけど…?」 それを聞くと、にぃには一瞬目を丸くした。 「そっか、よかった!一緒に買い物に行こう!」 「は?」 買い物? てか、コイツは何故喜んでいる? 「そう。」 ニコニコにぃに。 私は不思議に思いながら車に乗る。
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