ずっと、ずっと

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当然のように、成美の家に泊まり肌を重ねる。 成美は、なんだかいつもより激しく俺を求めてくる。 「ふふふ・・・達也ぁ」 「どうした?」 いつものように甘えてくる成美。 「林さんの事だけど」 「ああ・・・可愛そうだよな足を滑らすなんて」 「可愛そう? なんで?」「え?」 「いいきみだわ・・・」 背筋が、少し震えた。 ・・・とても暗く怖い顔をしている。 こんな表情、初めてみた。 「だってあの女、達也に色目使ってたじゃない。私の達也なのに・・・」 「色目って・・・あれは問題を教えていただけで」 「嘘よっ! そんなの口実で達也を誘惑していたに違いないわ!」 取り乱しているのか? 嫉妬? 焼きもち? とにかく、今は酷いヒステリーを起こしている。 「何なの? あの女の肩を持つの? どうして? 私を好きって言ってくれたじゃない! 嬉しかったのに嘘だったの? 私は遊びだったの? ねぇ達也!!」 圧倒されていた。 腕に爪を立てて、睨むだけで人を殺せそうな視線で見てくる。 「う、うそじゃないさ。俺が好きなのは成美だけだ」「本当に? 信じていいの?」 「あ、あぁ」 「私だけを見ていて」 そう呟くと静かに寝息をたて始めた。
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