第1話

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『俺、本当に生きてるのか?』 俺「昔から何かあるとすぐに思う言葉だ」 俺は田宮、刹那(たみやせつな) …ダルダルな高校3年生…。 それ以外は何もない つまらない人間だ。 俺は昔からイジメを受けてきた。 昔はやり返しやケンカをしていたが… 俺の目は二重でデカいうえにツリ目で… どこか恐いイメージがあって、いつも俺ばかり怒られる。 それ以来… 俺は反撃しなくなった。 俺に家族はいない…。 俺が幼い頃、事故で亡くなった。 そして俺は一人なった …がすぐに拾われた。 優しそうなおばあさんだ。 そのおばあさんは働いていなかったが 年金のおかげで俺も学校に通えた。 ほとんどケンカやイジメばかりだがそれでも学校に通い続けた… おばあさんに余計な心配をさせないために学校の事は喋らなかった。 おばあさんは優しかったが… どこか壁を感じた。 俺が中学三年の卒業の日… おばあさんは亡くなった。 それをあざ笑うかのように 家の近くにある木々の花は咲きやがった。 高校一年になるとバイトを始め 自分で学費を稼いだ そしてアパートも借りた。 おばあさんから貰った金もあったが 自分で金を稼ぎたかった…。 高校でも当たり前のようにイジメを受け…バイト先も上下関係が激しくいつもパシられた。 それが当然の日常で今も続いてる。 こんな人生を送ったせいか 俺はすっかり病んでしまっていた。 そして今俺は学校に登校中だった。
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