第1話

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三階男子トイレ 田宮「ふぅ…スッキリ毒素が消えたぜ」 教室に戻ろうと廊下を歩いていると 美白で虹色に光る ロングヘアーの少女が 屋上の登り階段の前に立っていた。 田宮「(何やってんだ?)」 そんなことを考えていると その少女は登り始めた。 田宮「何だろ?…追いかけてみるか…」 パタンッパタンッパタンッパタンッ 田宮「(こんな時間に屋上に行くなんて…)」 少女「(……………)」 田宮「屋上…………階段」 少女「(……………)」 田宮「!……そうか分かったぞ、これはアレだ…学校の怪談的なアレ!」 だが既に屋上のドアの手前まで来ていた。 田宮「何!?もう目の前だと…どうすれば…」 ……………。 田宮「よし!、詠唱を唱えよう!…イワコデジマイワコデスカジマ、テクマクマヤコンテクマクマヤコン…」 詠唱を唱え終わると同時に 俺は思いっきりドアを開けた。 田宮「邪気退散!!!」 し~ん。 当然の如く誰もいなかった。 田宮「…あーこのオチか…」 その時、俺は何者かに後頭部を思いっきり殴られた。 田宮「グハッ!」 俺はその場に倒れたが 僅かに意識はあった。 田宮「だ…誰だ?」 ???「あなたは今から楽園に行くことになるわ…楽しんでおいで…」 俺のまぶたは徐々に重くなり、目を閉じた。
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