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三階男子トイレ
田宮「ふぅ…スッキリ毒素が消えたぜ」
教室に戻ろうと廊下を歩いていると
美白で虹色に光る
ロングヘアーの少女が
屋上の登り階段の前に立っていた。
田宮「(何やってんだ?)」
そんなことを考えていると
その少女は登り始めた。
田宮「何だろ?…追いかけてみるか…」
パタンッパタンッパタンッパタンッ
田宮「(こんな時間に屋上に行くなんて…)」
少女「(……………)」
田宮「屋上…………階段」
少女「(……………)」
田宮「!……そうか分かったぞ、これはアレだ…学校の怪談的なアレ!」
だが既に屋上のドアの手前まで来ていた。
田宮「何!?もう目の前だと…どうすれば…」
……………。
田宮「よし!、詠唱を唱えよう!…イワコデジマイワコデスカジマ、テクマクマヤコンテクマクマヤコン…」
詠唱を唱え終わると同時に
俺は思いっきりドアを開けた。
田宮「邪気退散!!!」
し~ん。
当然の如く誰もいなかった。
田宮「…あーこのオチか…」
その時、俺は何者かに後頭部を思いっきり殴られた。
田宮「グハッ!」
俺はその場に倒れたが
僅かに意識はあった。
田宮「だ…誰だ?」
???「あなたは今から楽園に行くことになるわ…楽しんでおいで…」
俺のまぶたは徐々に重くなり、目を閉じた。
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