バスで、

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そうして再び視線を外に戻…そうとしたが (大丈夫か?こいつ…) 和輝が早速ゆらゆら左右に揺れ始めた 居眠りをしているときよくあること カクン、カクンと頭を揺らしたり左右に頭を動かしたり しかも和輝は通路側だから下手したら真面目に倒れてしまう 「…っ!」 そう思ってる矢先に、 (危ねぇ…) 本当に通路側に倒れていった和輝の体を支えた それでも起きない和輝には本当に感心した(呆れた、の方が正しいか) 「……仕方ねぇ、んだよな」 小さくそう呟いて和輝の肩を抱き寄せ、俺にもたれさせる (…おやすみ) 寝顔を見ながら心の中で呟いた 「着いたら起こして」なんて言葉も忘れて、重力に任せて目を閉じた End... →オマケ
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