日常

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「う…ごめんなさいっ‼やってないですっ…‼」 「はぁ…やっぱりな。じゃあ教えてやろうか?」 室泉に教えてもらうなんて、なんか室泉の過激激なスキンシップを許したかのような気がして、あんまり気乗りしないけど…。 室泉が、仮にも部長って事は、私がミスったら室泉の責任にもなっちゃうし…。 私より実力上だし…。 それにまだ譜面読みしかしてない私に比べたら、一応イメトレをやってある室泉の方が、断然出来てるはず。 「…う、うん。お願いしますっ‼」 「OKお姫様。んじゃ、まずこの曲からな。でも…出来るか?お前。こっちの曲よりは簡単だけど…」 「お姫様って何‼…っじゃなくて…この曲なら、まあ、なんとなく…なら多分…」 なんかもう室泉に突っ込んだら負けな気がして、私は嫌々ながらも、室泉に従う事にした。 今思うと、あんまり従ってなかったような気もするけどね…。 「じゃあ合わせるぞ」 「う、うん…‼頑張ります‼」
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