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「じ…条件って何…?」
私が恐る恐る聞くと、室泉はニヤニヤしながら答えた。
「…日曜。オレとデートしろ」
………は?
「え…えぇええぇぇ⁉に、日曜って明後日じゃん‼」
日曜はフルートの自主練したいのに‼
ってか、デート自体が嫌‼
私の気持ちを知ってか知らずか、室泉は悪魔のような笑みを浮かべた。
「嫌だとは言わせねぇぞ?…だって、結局第2小節分かんないまま明日を迎えて、パート練で大恥かくのは湖波だぜ?」
うっ…。この腹黒野郎‼
でも、室泉とデートなんて、冗談じゃないっつーの‼
「あーっ、もう‼やっぱいい‼自分でなんとかする‼」
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