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「あ、陸‼なになにぃ?まぁた湖波と一緒なのぉ?たまには私も構ってよぉ‼」
「沙羅‼あのねぇ…」
沙羅は、室泉にマジ恋をしている、可哀想な私の幼なじみ&クラスメート。
もっといい男子はいくらでもいるだろうに…。
が、皆はそうは思ってないらしく…。
「あの…。室泉君…。ちょっといいかなぁ…?」
…出た。室泉への告白。
「あっれぇ?古西さん。陸に何の用なのぉ?」
…そして、室泉を巡っての女同士のバトル。
…古西さん、可哀想に…。
大人しくておっとりした古西さんが、室泉を好きなんて正直意外だけど。
まぁ、沙羅も沙羅だ。古西さん怯えちゃってるし。
…なんか小動物みたい…。ウサギとか?
…なぁんて私が他人事のように考えてたのが間違いだった。いや、本当に他人事だったんだけど。
なぜなら、次の瞬間、私は学校のほぼ全員の女子を敵に回したから。
…ああ…。ホント一発ぶん殴りたいよ、室泉…。
え、何されたかって?
うん。言いたくもない。ご想像にお任せします。
…と言いたいところなんだけど。
もう、腹をくくったほうが気が楽かも。とも思うから、すっぱり言って、すっきり忘れよう…かな。
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