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「ははっ…ごめんな‼今度またデートするから‼」
と、その一言で片付けようとする室泉。
「ホントぉ?もぅ~約束だよぉ?」
と、コロッと態度を変えて、嬉しそうにする沙羅…。
「はいは~い‼」
あぁ…ついていけない…。
室泉は数えきれない程の彼女がいて、異様な程にモテる。
ホント、あり得ない。なんで室泉なんかがモテるんだか。
私にとっては、ただの大迷惑男子だし。
まぁ、大迷惑男子と思っているのは、多分私だけ…という状況。
皆は、私がどれだけ室泉の事を大迷惑でウザくてムカつく男子と思っているのかも露知らず…。
それで、最終的には、女子は、みーんな室泉に恋しちゃって告白しちゃうんだよね、うん。
あ、勿論私は論外だけど。
古西さんなんて、フリーズしたまま動かないし。実は納得してなかった…とか?
しかも、室泉は、私を抱き止めたまま、沙羅とイチャイチャラブラブして、古西さん放置状態だし…。
そしてしまいには、告白を断る体のいい理由として、私を利用しまくった挙げ句に、私のことも抱きしめたまま忘れちゃったかのように放置。
あー、もう‼私は抱き枕じゃないっての‼
…ホントに…さすが女たらしの室泉だけある。ある意味感心だ。
って感心してる場合じゃないし‼
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