ツマラナイ日には

5/5
前へ
/9ページ
次へ
気がついたら、勝手に口が開いていた 「ゲーム?」 「ゲームと言っても簡単ですよ。 貴方が俺を好きになったら俺の勝ち。 彰さんを想い続けたのなら逢芭さんの勝ち。 期限は一週間…どうです?」 「…楽しませてくれる?」 そう言って俺を見た瞳は 愛に飢えた獣のようだった 「もちろん…覚めない夢を見させてあげますよ?」 「ふふ…いいよ?やろっか」 逢芭さんがこのゲームに乗った時点で勝敗は見えている 逢芭さんに…いや、"彰さん"に勝ち目はない 弱った心に漬け込むみたいであまり良い気はしませんが (貴方が手に入るなら、何だってする) 夢が見たいのは…俺の方かもしれませんね。 End.
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

58人が本棚に入れています
本棚に追加