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気がついたら、勝手に口が開いていた
「ゲーム?」
「ゲームと言っても簡単ですよ。
貴方が俺を好きになったら俺の勝ち。
彰さんを想い続けたのなら逢芭さんの勝ち。
期限は一週間…どうです?」
「…楽しませてくれる?」
そう言って俺を見た瞳は
愛に飢えた獣のようだった
「もちろん…覚めない夢を見させてあげますよ?」
「ふふ…いいよ?やろっか」
逢芭さんがこのゲームに乗った時点で勝敗は見えている
逢芭さんに…いや、"彰さん"に勝ち目はない
弱った心に漬け込むみたいであまり良い気はしませんが
(貴方が手に入るなら、何だってする)
夢が見たいのは…俺の方かもしれませんね。
End.
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