異世界へ

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「おい、何でお前が学校に来てんだよ」 机を叩き、大柄な少年が明らかに気弱そうな少年に絡んでいる。 ここは学校の一教室。 「山本君。や、止めてよ」 気弱そうな少年は声を震わせ、抗議をするも、山本と呼ばれた少年は聞く耳を持たない。 「待てよ」 はっきりとした声が聞こえた。この声の主こそ、織田雅人である。 「ああ、何だ。雅人じゃねぇかよ。おい、お前ら黙らせろ」 山本は取り巻き二人に命じた。 指の骨を鳴らしながら近寄る山本の取り巻きを雅人は一撃で殴り倒して行く。 「山本君、どうする。学校で騒ぎでも起こして、両親にばれたらどうするんだ?」 雅人はそう言いながら山本に近づいて行く
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