ACT.1 World of collapse

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事の始まりは二週間前、ある研究所で起こった事件がきっかけだ。 その研究所では、世界一深い海溝、マリアナ海溝の底には生物は生息しているのか、ということを研究していた。 水面下約10,900m人類は初めて生物を発見した。 普段我々が良く口にしている魚、ヒラメに良く似ている。いや、どう見てもヒラメだ。 捕獲しようと探査機のアームを伸ばしたとき、アームに寄ってきた。 どうやら音に反応するらしい。 自分から寄ってきたおかげで難なく捕獲することに成功した。 良く見ると周りには大量に魚が寄ってきていた。 どれも見たことがある魚ばかりで捕獲する必要性を感じない。それに一匹いれば研究には充分だからだ。
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