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「おはよーまりあー」
「奈瑠、おはよ」
次の日
学校に着くと門の前で奈瑠と会った
「元気ないね、どうしたの?」
「どうしたって…、席だよ。はぁ…今日もキモいとか言われるんだろうな…」
「まあ頑張りなよっ!!!ね?」
「あんたはやけに元気だね」
「だって愛しのマー君と同じクラスなんだもん。当然元気出るよ」
「…………ふ…。所詮友より恋か…」
いや
わかってたけどね
小学校の頃から片想いだったもんね
マーくんマーくんって言ってたもんね
今も片想いだけどね
「あたしは恋より友だってばー!!!」
「クラス替えの時、小さい声でマーくんって聞こえたけど?」
「ア…アハ…アハハ……」
「あ!!!!あそこにマーくんだ!!!」
誰も居ない木の下を指差す
案の定、奈瑠は光の速さで振り返る
「これだから女は」
「…なによその言い方」
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