序章

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教室に入り 辺りを見回す もう中3だし、知らない人なんて居ないが、話をしたことがない人が沢山いる 私が恥ずかしがり屋なのではなく、気が合わないから イマイチ真面目な人とは気が合わない かといって不良とは絡みたくない 中途半端な性格なのだ 仕方ない 一年間一人で居るしか――…‥・ 私は後ろから二番目の窓側の席に座り 数分待つとチャイムが鳴った 担任の話だとか クラスメートの自己紹介だとか、時間が順調に進む最中 ふと、後ろを振り返った。 誰も座っていない席 後ろの壁が見えただけだった そこの席の持ち主 それが学校1の不良 佐倉ちとせの席だった 、
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