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「ちょ……やめてよ!」
「……にしてもへらねぇなぁ。あれだけ毎日お前と登校してんのに。」
「は?何言って、」
「お前、なめられてんだなー。」
「いい加減、鼻から手をどけろー!!!」
俺は光くんみたいに馬鹿みたいに
好き好き連呼しない。
爽太くんみたいに好きなことに
気づいてないわけでもない。
一葉くんのように嘘もつかないし
葵くんのように押し殺したり、
蝶くんのようにロリコンでもない。
はくちゃんのように
好きって認めても
怖くて認めきれないんだ。
この関係が幸せだと思ったら
もう踏み出せない。
「何黙ってんの?夜?」
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