遊佐さん

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「まぁ、俺自身は茜に知られても全然かまわないんですけど。」 俺が余裕をもって答えたのに たいし、遊佐さんはニヤニヤ と笑っていた。 「自分では言いたくない。でも気持ちは知ってほしいって、中学生か。生憎、茜はお前の口からいわねーと信じねーぞ。」 ……痛いとこをつく人だ。 だからこの人は苦手だ。 「……茜が俺のこと好きかどうかもわかりませんから。」 「気づかないふりか?幼なじみなんて脆いもんだぜ?お前たちは恋人じゃねーんだからな。」 まぁ誕生日の件は考えといて やるよ、といい遊佐さんは部屋を 出て行った。
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