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ある人との出会い
ここからは、数人の登場人物が出てくる。
成人を祝う会と言うもので、I君と出会った。同じ年とは思えない程しっかりしており、貫禄もあった。不安で、仕方なかった私に真っ先に声をかけてくれた。その時は、私がとても緊張しており、あまり話さなかった。
会が終わり、また元の生活に戻った。私は、病気再発を繰り返しつつも、何とか大学生活を送っていた。
1年が経ち、再びI君とゆっくり話す機会があった。それまで、何度か数人で会っていたたし、連絡先を交換し、メール等していたため、特に緊張もなく、友達として仲良く話していた。
I君は2泊3日の合宿があるからと誘ってくれた。私は人見知りがひどいし、泊まること自体が好きではなかったため、参加をためらった。だが、I君の強い押しで、嫌々参加することになった。
合宿は100人ほど集まり、そして細かく6人程のグループが作られていた。私はグループに馴染めず、最初はふさぎ込んでいた。だが、グループの中で冗談などを言う人がいたため少しずつ緊張もほぐれ、自分から声を発することも出来るようになった。
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