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保育園でのイジメ
保育園に入ってすぐ、私は肺炎を起こし入院した。1月程度で退院し、保育園に通うようになった。
私は食が細く、給食の時間は苦痛だった。年少の時の担任は私を酷く扱った。同じクラスの子たちより食べるのが遅かった私に、無理矢理口に食事を押し込んだ。
当然のことながら、無理に口に入れられれば、逆流してくる。逆流すれば、ものすごい勢いで叱られる。毎日そんな繰り返しだった。
理由は覚えてはいないが、時間が遅かったため、ある日給食室で食べていた。その時に私は食べきれず、吐いてしまった。すると、給食のオバサンは、私を給食を運ぶ鉄製のワゴンの中に閉じ込めた。その時に言われた言葉は今でもしっかり覚えている。
『給食を食べずに吐く子は悪い子だ。このワゴンに入り、給食センターまで行きなさい。このワゴンはね、コワーイお化けが出るんだぞ』
当然のことながら、怖かったため、中で暴れた。数秒か数分後ワゴンから出してもらった。オバサンは、二度と吐くなと私にきつく言いつけた。
この経験で、私は給食が嫌いになり、中学卒業するまで、叱られるかもしれないと言う恐怖から解放されることはなかった。
当時は、叱られる自分が悪いと思い、親には言わなかった。ただ、毎日保育園に行きたくないと泣きじゃくるだけだった。
大きくなってから、両親に話した時、当時知っていれば、保育園を辞めさせ、担任とオバサンを訴えたのに…と嘆いていた。
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