8人が本棚に入れています
本棚に追加
母の病気発症
それからと言うもの、母は精神的に病み、治療のため、何件か病院を転々としていた。
最初は、うつ病と診断を受けてはいたが、病状は悪化し、私たち家族はどん底に引き落とされた。
だが、当時の私は反抗期真っ只中。部活に明け暮れ、家に帰るのも遅く、両親とよくケンカをした。
病気の母を見ているより、部活(文化部だが)をしていた方がずっと楽だった。
両親は、部活を辞め、家に居るように私に何度も言いつけた。何度も言われても、聞かなかった私を見かねて、父親は担任に相談した。
担任は私を呼び出し、部活を辞めるように促した。信頼していた、担任に部活を辞めるように言われた私は、イライラし、自分の気持ちをコントロール出来なくなっていった。
最初のコメントを投稿しよう!