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ヒナギクさんと帰っているとヒナギクさんが僕の方をずっと見ている気がした
「ねぇハヤテ君はさ・・・好きな人とかいないの？」
不意に来たヒナギクさんの質問
今まで生きてきた中で僕は好きな人とは出会えてはいなかった
アーたんやお嬢様は大切な存在
この二人がいないと今の僕はないと言っても過言ではない
「好きな人なんかいません」
はっきりヒナギクさんにそう言った
まさかヒナギクさんが僕のことを好きになるなんてないことだと分かっているからだ
当のヒナギクさんはうつむいたまま黙っていたままだ
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