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いつもの騒がしい朝の登校風景から一転して、校舎の玄関の下駄箱を開けると沈黙が走る。
それが傷害保険コースのスタートである。
そのターゲットの生徒の下駄箱には銀のペーパーナイフと白い封筒が置かれてある。
ペーパーナイフには古代の神の紋章が施されていて、それには生け贄の意味があるらしい。
封筒には保険コースの説明と規約文が書かれてある。
ターゲットはそれを使って封筒の封を切るのだ。
そして、一人トイレに駆け込んでその秘密の契約書を読むのである。
詳しいことは知らないが、ターゲットに選ばれた祝福のメッセージも添えられてあるらしい。
恐怖の主役を楽しんでくれって感じなのだろうか?
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